本文へスキップ

ファイナンシャルプランナー 村井一則【連載コラム2】

支払に困り始めたら?どうする!まずは生活の見直してみよう

この日本で生きていくためには必要なお金。
富裕層の「金持ち」もいれば、その日暮らし「貧乏人」にもいます。

ファイナンシャル・プランナーの仕事を通じて「その違いは何だろう?」と思うことがある。世の中には、財産を引き継いで裕福な方もいるだろうが、ほんの一握りの人だけであろう。計画的にお金を使えることができれば貴方自身も貯金を殖やせるはず!

相談業務において、色々な人の話を聞いていると、お金持ちの共通点として、「無駄なお金は使わない」ことがあることがわかる。但し、お金を使わないと言ってケチではなく、お金の使い方が上手なのである。自分のためにプラスに繋がると判断すれば、食事に誘ったり、数十万円する研修セミナーに参加したりもするし、今が自分への投資が必要であるとなればカードローンなどでの支払するようで、まさに、テレビCMにある「計画的なご利用を」である。

昨今、リストラ・早期退職・残業カットなどで年収が減った方も多くなっている。国税庁の「平成23年分民間給与実態統計調査結果」によると、平均年収は407万円。前年比で0.7%減少しています。平成9年で467万でしたから60万円も年収が下がったことになります。

そんな中、生活費の借り入れや、返済に苦労する方の相談も多くなりましたが、私がアドバイスする時は、「支払いに困ったら」生活全般を見直すことを勧めている。

見直しと聞くと、生命保険やローンの借り換えなどを想像するだろうが、私が言う見直しとは家計簿のチェックである。レシートを見ると衝動買いが実に多い。仮に、コンビニで、ホットドック100円1個だけ欲しい場合、その商品のみで店内を後にできればいいのだが。恥ずかしいのであろう雑誌やジュースなどもついでに購入してしまう人が多い。浪費癖が無意識についている。

自分にとって買ってよい商品であるのかを考えて行動できれば、衝動買いも少なくなり、借金があっても数カ月で返済できたりする人もいる。家庭で簡単にできる取り組みとして、夫婦であれば、お互いにレシートをノートに貼り、毎日チェックすることをお勧めしたい。

レシートを見て正しく買物できれば◯、無駄な買物なら?と仕分け癖を習慣化することで、金銭管理も身について、急な出費でも冷静に対処できるようになります。

▲TOPへ戻る

ファイナンシャルプランナー 村井一則【連載コラム】